2026.10 更新

山口県の屋根修理で使える補助金【2026年度・6市比較】

2026年10月18日公開・各市の公式情報で確認

先に結論

  • 持ち家の屋根に使える市の助成があるのは、山口市(改修・塗装・雨どい。工事額の10%を商品券、上限5万円〈デジタルは10万円〉。10月30日まで・予算の残りわずか)と防府市(遮熱・断熱塗料と断熱改修など。10%分の商品券、上限10万円。2027年1月8日まで)です
  • 宇部市の助成は2026年度の受付を終了。下関市・周南市・岩国市には、今住んでいる持ち家の屋根の修理・塗装だけに使える一般的な市の助成は見当たりません(空き家の取得や景観地区など、条件の限られた補助はあります)
  • 古い木造住宅の耐震改修補助は、山口市・下関市が10月30日まで受付中です(下関市は先着4件程度。耐震診断が先に必要)
  • 国の住宅省エネの補助は、屋根・天井の断熱が条件つきで対象になりますが(みらいエコ住宅2026は窓との組み合わせが必須)、屋根の塗装は対象外です
  • 市の助成は、工事の前の申請が必要で、多くは市内の業者に頼むことが条件です。「保険で無料」「屋根が傷んでいる」と急がせる訪問業者には注意してください

6市の助成金・補助金を一覧で比べる

「屋根の工事」は、持ち家の屋根の修理・塗装が市の助成の対象になるかです。業者の条件は、補助を受けるために頼む業者が満たす必要がある条件です。

市制度屋根の工事金額業者の条件2026年度の受付
山口市安心快適住まいる助成事業対象(屋根の改修・塗装・コーキング、雨どい。塗料の条件なし)工事金額(税抜)の10%を商品券。上限は紙の商品券5万円・デジタル商品券10万円市内に本社・本店(個人は市内に住所)10月30日まで・先着。10月9日時点で予算の96%
防府市エコライフ住宅推進事業遮熱・断熱塗料の塗装、断熱改修、木材を10㎡以上使う改修(雨漏り修理だけは対象外)工事費(税抜)の10%分の市内共通商品券。上限10万円市内の施工業者と直接契約(本社などが市外は対象外)2027年1月8日まで・先着(予算に達し次第終了)
宇部市健康・省エネ住宅リフォーム助成屋根の断熱化、遮熱・断熱塗料(カバー工法は対象外)対象工事費(税抜)の5分の1。上限15万円市内に本店・支店・営業所予算に達して受付終了
下関市(一般的なリフォーム助成はなし)空き家バンクの家を2026年4月以降に取得した人のみ(屋根・軒裏の改修、塗装を含む)空き家の補助は改修費用の2分の1。上限50万円空き家の補助は市内に本店・支店・営業所など空き家の補助は2027年2月26日まで・20件程度の先着
周南市(一般的なリフォーム助成はなし)空き家を買った40歳未満の世帯か子育て世帯のみ(塗り替え・葺き替え・雨漏り修理など)空き家の補助は工事費(税抜)の2分の1。上限50万円(加算あり)空き家の補助は市内の業者空き家の補助は10月30日まで・8件程度の先着
岩国市(一般的なリフォーム助成はなし)横山・岩国の景観の重点地区のみ(景観形成事業補助金)。国の断熱補助への上乗せもあり景観の補助は和形いぶし瓦などで3分の2・上限135万円/上乗せは国の補助額の2分の1・50万円まで上乗せは市内の事業者の施工(景観の補助は市に確認)景観の補助は予算に達したら終了(事前協議が必要)/上乗せは2027年2月10日まで

2026年10月18日時点。

補助を使うときの共通の注意点

1. 工事の前に申請する

市の補助は、原則として工事の前に申請や協議が必要です(岩国市の上乗せは、国の補助額が決まったあとに申請)。多くは、市が補助を決めた通知(交付決定)を受けてから着工します(岩国市の景観の補助は、事前の協議と着手届が必要です)。雨漏りなどで急いでいても、先に工事を始めると対象になりません。

2. 業者の所在地が条件になる

各市のリフォーム助成と空き家の補助は、市内の業者に頼むことが条件です(岩国市の上乗せも市内の事業者の施工。耐震改修補助と景観の補助の業者の条件は市に確かめてください)。山口市は本社・本店が市内にあること、防府市は本社などが市外の業者は対象外です。見積もりの段階で、業者に所在地を確かめてください。

3. 台風などの被害は、保険と公的支援を分けて考える

大きな災害で住宅が全壊・大規模半壊などになった場合は、国の被災者生活再建支援制度などがあります(市町村ごとの災害の規模の条件もあります)。対象は住宅の被害の程度と災害の規模で決まり、一部損壊は対象になりません。火災保険が使えるかは、加入している保険会社に自分で確かめられます。

市ごとの詳しい条件と申請の流れ

山口市の屋根修理の助成金屋根の改修・塗装も対象。10%を商品券で(予算の残りわずか)→防府市の屋根修理の助成金遮熱・断熱塗料と断熱改修が対象。10%分の商品券→宇部市の屋根修理の助成金2026年度は受付終了→下関市の屋根修理の助成金今住む家の屋根に使える市の助成は見当たりません→周南市の屋根修理の助成金今住む家の屋根に使える市の助成は見当たりません→岩国市の屋根修理の助成金景観の重点地区は屋根の葺き替えが対象になる場合あり→

国の補助金は使える?

国の「みらいエコ住宅2026事業」では、屋根・天井の断熱改修が補助の対象になります。金額は使う断熱材の量と性能で決まるので、業者に試算してもらってください。ただし、窓などの開口部の断熱と組み合わせることが必須で、屋根・天井の断熱だけでは使えません。対象は平成28年以前に新築された住宅です。予約(業者が補助の枠を先に確保する手続き)は2026年11月16日、申請は12月31日が期限で、登録した業者が申請します。

環境省の「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」は、費用の3分の1(戸建ては上限120万円)を補助します。窓は必須ではありませんが、天井だけの改修は対象外で、外壁や床と組み合わせます。天井を断熱する場合は、屋根の直下の天井をすべて改修するなどの条件があり、2026年9月の公募は12月11日までです。

どちらの事業も、屋根の塗装(遮熱塗料・断熱塗料を含む)は補助の対象外と案内しています。瓦屋根を強風に強くする国の「耐風改修」の補助は、山口県内の6市(山口・防府・宇部・下関・周南・岩国)で実施しているという公式の案内は見つかりませんでした。気になる場合は市の建築担当課に確かめてください。

「屋根が傷んでいる」「保険で無料」の勧誘に注意

国民生活センターの2023年10月の公表では、屋根工事の点検商法の相談が増えていて(2022年度までのデータ)、2022年度は2,885件と過去5年で最も多くなりました。契約した人の8割超が60歳以上です。「近所で工事をするのであいさつに来た」と訪ねてきて、瓦のずれなどを指摘して不安をあおる、「保険金が使える」と勧める、といった手口があります。

突然訪ねてきた業者に、屋根に上がってもらったり、その場で契約したりしないでください。訪問販売の契約は、書面を受け取った日から数えて8日以内なら、クーリング・オフで契約を解除できます。火災保険の請求は、加入している人が自分でできます。迷ったら消費者ホットライン「188」に相談してください。本当に傷んでいるか心配なときは、自分で選んだ2〜3社に点検と見積もりを頼むと安心です。

よくある質問

山口県で、屋根の塗装に使える市の補助はありますか?

6市で確かめた範囲では、持ち家の屋根の塗装に使える市の助成があるのは、山口市(塗料の条件なし)と防府市(遮熱・断熱塗料のみ)です。宇部市は2026年度の受付を終了しています。国の住宅省エネの補助は、塗装を対象外としています。

雨漏りの修理に使える補助はありますか?

山口市の住まいる助成は、屋根の防水対策を含む改修が対象工事に入っています。防府市のエコライフ住宅推進事業は、雨漏り対策の工事を対象外としています(木材を10㎡以上使う改修は対象)。

瓦屋根を強風に強くする補助はありますか?

6市で、瓦屋根の耐風改修の補助を実施しているという公式の案内は見つかりませんでした。市の建築担当課に確かめてください。

市ごとに屋根の業者を比べる

市の補助を使うなら、ほとんどの制度で市内の業者に頼むことが条件です。比較ページでは、市内に事業所がある屋根の業者を、許可・保証・施工事例で並べています。ただし、掲載している業者でも補助の対象になるとは限りません。本社の場所などは見積もりのときに確かめてください。

出典

山口市「安心快適住まいる助成事業」:https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/63/187527.html
防府市「令和8年度防府市エコライフ住宅推進事業」:https://www.city.hofu.yamaguchi.jp/soshiki/24/ecolifezyutakusuishin8.html
宇部市「健康・省エネ住宅リフォーム助成」:https://www.city.ube.yamaguchi.jp/shisei/hojyojyosei/hojyojyosei_kojin/1009208.html
下関市「空き家バンク活用促進改修補助金」:https://www.city.shimonoseki.lg.jp/soshiki/70/2583.html
周南市「空き家リフォーム事業補助金【令和8年度】」:https://www.city.shunan.lg.jp/soshiki/36/84066.html
岩国市「景観形成事業補助金」:https://www.city.iwakuni.lg.jp/site/shienseido-jyoseikin/67865.html
内閣府「被災者生活再建支援制度」:https://www.bousai.go.jp/taisaku/seikatsusaiken/shiensya.html
国土交通省・環境省「みらいエコ住宅2026事業 リフォーム」:https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/reform/
みらいエコ住宅2026事業「よくあるご質問(リフォーム)」(PDF):https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/assets/doc/miraieco_faq_reform.pdf
環境省(北海道環境財団)「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」:https://www.heco-hojo.jp/reform/index.html
国民生活センター「屋根工事の点検商法のトラブルが増えています」(2023年10月11日公表):https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20231011_1.html
国民生活センター「保険金で住宅修理ができると勧誘する事業者に注意!」(2021年9月2日公表):https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20210902_2.html
消費者庁「消費者ホットライン188」:https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/
いずれも2026年10月18日確認。制度の内容や受付状況は変わります。申請の前に必ず市の公式サイトでご確認ください。

ミクラボの収益は、業者からの広告掲載料です。広告の有無で、比較ページの並び順や判定は変えません。掲載している業者に頼んでも、助成を受けられるかは市の審査で決まります。