防府市で家を解体するときの補助金【2026年度】
2026年10月17日公開・防府市の公式情報で確認
先に結論
- 2026年度の追加募集は、判定申請が10月16日で締め切られました(10月17日時点)。来年度の募集は市の案内を待ちます
- 防府市の制度は「危険空き家等解体費補助金」
- 対象は、おおむね1年以上使われていない、個人が持つ木造・軽量鉄骨造の住宅。市が家の傷み具合を点数にして判定します
- 補助は解体費(税抜)の2分の1。上限は危険空き家50万円・老朽空き家25万円
- 頼めるのは、本社などが防府市内にあり、建設業の許可(土木・建築・解体)か解体工事業の登録を持つ業者だけ
対象になる家・ならない家
傷みが進んだ空き家を解体して更地にするとき、解体費の一部を市が補助する制度です。傷みの程度によって「危険空き家」と「老朽空き家」の2つに分かれ、上限額が違います。2025年度(令和7年度)は危険空き家11件・老朽空き家14件に交付されました。
- 対象の家
- 主に住まいとして使っていた建物で、おおむね1年以上、住んだり使ったりしていないもの。店舗などとの併用住宅は、住まいの部分が延べ床面積の半分以上のもの
- 構造
- 木造または軽量鉄骨造
- 持ち主
- 個人が持っているもの
- 危険空き家
- 市の「不良度の測定」(市の職員が家を見て、傷み具合を点数にする調査)で100点以上。さらに、屋根や外壁が落ちる・倒れるなどして、道路や隣の家に危険が及ぶおそれがあるもの
- 老朽空き家
- 昭和56年5月31日以前に着工した建物(古い耐震基準の家)で、不良度の測定が50点以上のもの
- 対象外
- 長屋・共同住宅(アパートなど)の住戸/空家法にもとづく市の「勧告」(放置すると危ないとして、直すよう正式に求められること)を受けた家/公共事業の補償の対象になっている家/補助金を受けるためにわざと壊した家
いくらもらえる?
「解体費(消費税を除く)」と「延べ面積×国が定める1㎡あたりの額」の、少ない方の2分の1です。上限は危険空き家50万円・老朽空き家25万円。千円未満は切り捨てます。危険空き家を離島(野島)で解体し、廃棄物を船で運ぶ場合は、その運搬費(税抜)の2分の1(上限50万円)が加わります。国が定める額は、2026年度は木造で1㎡あたり36,000円です。ふつうの木造住宅の解体費はこれより安いので、多くの場合は「税抜の解体費の2分の1」で計算されます。
申請できる人・頼める業者
- 空き家の持ち主か相続人。または相続財産の清算人・成年後見人など、家を処分する権限がある人
- 空き家が建っている土地の持ち主か相続人(建物の持ち主か相続人から、解体の同意を得ている場合)
- 防府市税の滞納がない
- 暴力団関係者でない
- 1人が同じ年度に補助を受けられるのは、危険空き家・老朽空き家それぞれ1戸まで
頼める業者:防府市内に本社か主な事務所がある会社(個人の業者なら市内に住所がある人)で、建設業の許可(土木工事業・建築工事業・解体工事業のどれか)か、解体工事業の登録を持っていること。市外の業者に頼んだ工事は対象になりません。
当サイトの防府市の解体業者10社は、いずれも防府市内に所在地があり、許可か登録を確認できた会社です。ただし防府市の条件は「本社か主な事務所が市内」なので、本社の場所は見積もりの際に各社へ確かめてください。補助の対象になるかは申請ごとに審査されるので、申請先で確かめてください。
申請から受け取りまで
- 判定の申し込み交付申請の前に、市に「危険空き家等判定申請」を出します。申請書・位置図・家の外観の写真・その年度の固定資産税の納税通知書か登記事項証明書の写しを、窓口・郵送・オンライン(LoGoフォーム)で提出します
- 市の現地調査・判定市が家を見に来て、危険空き家・老朽空き家にあたるかを判定し、結果を通知します。調査は原則として申請した人の立ち会いのもとで行います
- 見積もり対象と判定されたら、市内の業者に見積もりを頼みます。内訳が書かれた見積書が必要です。家財の処分は補助の対象外で、庭木・塀も解体のじゃまになると市が認めたもの以外は対象外なので、分けて書いてもらうと確認しやすくなります
- 交付申請交付申請書・事業実施計画書・見積書の写し・業者の許可書か登録通知書の写し・市税の納付状況を確かめる同意書と本人確認書類の写し(または滞納がない証明書)などを出します
- 交付決定のあと契約・着工市から交付決定の通知が届いてから、業者と契約して工事を始めます。通知の前に契約・着工した工事は対象外です
- 完了報告工事が終わった日から30日以内に、完了報告書・工事の契約書(または請書)の写し・領収書の写し・マニフェストE票(廃棄物を正しく処分したことを証明する書類)など・完了の写真を出します。市が現地を確認します
- 補助金の受け取り補助額が確定したら請求書を出します。市は請求の翌日から30日以内に補助金を支払います
補助の対象にならない費用
- 同じ敷地にある、対象の空き家以外の建物の解体費
- 庭木・塀などの撤去・処分費(空き家の解体のじゃまになると市が認めたものは対象)
- 家財道具・機械・車などの移動や処分の費用
- 消費税
問い合わせ:防府市 土木都市建設部 都市計画課 空き家対策室(0835-25-2238)/市の案内ページ
解体の前とあとに必要な手続き
補助金とは別に、家を解体するときは次の手続きがあります。業者が代わりに行うものもあるので、見積もりの際に、誰が何をするかを確かめてください。
工事の前:建設リサイクル法の届出
床面積の合計が80㎡以上の建物を解体するときは、工事を始める7日前までに、発注する人(施主)が届け出ます。届出の書類を誰が用意するかは、見積もりの際に業者と確かめてください。
工事の前:石綿(アスベスト)の事前調査
解体の前には、石綿が使われていないかの調査が義務になっています。2023年10月からは、資格を持つ人が調査します。床面積80㎡以上の解体は、調査の結果を国の電子システムで報告します(報告するのは業者です)。
工事のあと:建物滅失登記
建物を取り壊したら、その日から1か月以内に、所有者が法務局へ「建物滅失登記」を申請します。
工事のあと:土地の固定資産税
家が建っている土地は、固定資産税が軽くなる特例(住宅用地の特例)があります。解体して更地になると、翌年度から特例がなくなり、土地の税が上がることがあります。特例は毎年1月1日時点の状態で決まります。
防府市の解体業者10社を比べる市内の業者を、許可・登録・家財の処分で比べられます→よくある質問
今年度の募集は終わりましたか?
2026年度の追加募集は、判定申請の受付が10月16日で終わりました(10月17日時点)。来年度も募集があるかどうかは、市の空き家情報サイトか空き家対策室(0835-25-2238)で確かめてください。
市外の解体業者に頼んでも使えますか?
使えません。防府市内に本社か主な事務所がある業者(個人の業者は市内に住所がある人)で、建設業の許可(土木・建築・解体)か解体工事業の登録を持っていることが条件です。
家の中の家財の処分費も補助されますか?
補助されません。家財道具・機械・車などの処分費は対象外です。庭木や塀の撤去費も、解体のじゃまになるもの以外は対象外です。
親から相続した家で、まだ名義を変えていません。申請できますか?
相続人も申請できる人に含まれています。ただし、所有者等であることを書類で確かめる必要があります。どの書類を出せばよいかは、申請の前に空き家対策室に相談してください。
解体の見積もりは、何社から取ればいいですか?
2〜3社から取ると、金額と見積書の細かさを比べられます。来年度に補助金を使うつもりなら、市が決めた業者の条件(本社か主な事務所が市内にあり、許可か登録を持っていること)を満たす業者から選んでおくと安心です。家財・塀・庭木などの費用は、建物の解体と分けて書いてもらうと、何にいくらかかるかが分かりやすくなります。
ほかの市の解体の補助金
山口県6市の解体の補助金まとめで市ごとの違いを一覧で比べられます。費用の目安は山口県の家の解体費用にまとめています。
出典
防府市「令和8年度防府市危険空き家等解体費補助金の追加募集を行います」(2026年8月12日更新):https://www.city.hofu.yamaguchi.jp/site/akiya/hojokin-kaitai8.html
防府市「令和8年度防府市危険空き家等解体費補助金(追加募集)リーフレット」(PDF):https://www.city.hofu.yamaguchi.jp/uploaded/attachment/149365.pdf
防府市「危険空き家等解体費補助金交付要綱」(令和8年7月14日改正、Word):https://www.city.hofu.yamaguchi.jp/uploaded/attachment/148889.docx
防府市「不良度の測定基準表・周囲への影響度判定表」(別表、PDF):https://www.city.hofu.yamaguchi.jp/uploaded/attachment/137960.pdf
防府市空き家情報サイト(トップ):https://www.city.hofu.yamaguchi.jp/site/akiya/
国土交通省「令和8年度における住宅局所管事業に係る標準建設費等について」(島根県掲載の写し、PDF):https://www1.pref.shimane.lg.jp/kenchikujuutaku/yoko_yoryo.data/hyoujunkensetsuhiR8.pdf
環境省「建設リサイクル法の概要」:https://www.env.go.jp/recycle/build/gaiyo.html
環境省「石綿の事前調査結果の報告」:https://www.env.go.jp/air/asbestos/post_87.html
東京労働局「石綿の事前調査の資格要件」:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/anzen_eisei/kousyu_00002.html
不動産登記法 第57条(建物の滅失の登記の申請):https://laws.e-gov.go.jp/law/416AC0000000123
総務省「固定資産税(住宅用地に対する課税標準の特例)」:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/149767_08.html
いずれも2026年10月17日確認。制度の内容は年度ごとに変わります。申請の前に必ず市の公式サイトでご確認ください。